各種用途に応じた塗料の性質
1.遮熱塗料
遮熱塗装につかう遮熱塗料は、外壁や屋根に塗装することで太陽熱を家の中に通さない性質を持っています。
夏季の太陽光を反射しエアコンなどの効率を上げることができるので省エネ効果が期待できます。
ただし断熱材とは違い冬場の室内の温度を保温する効果はありません。
遮熱塗料は外壁に塗ることももちろんできますが、屋根に塗ることで効果が一番感じられる塗料です。
フッ素塗装を併用することで、絶大な効果を発揮するといわれています。
2.断熱塗料
断熱塗料は、遮熱塗料と違い断熱効果のある塗料です。
1年を通してお住いの温度を快適にする効果があり省エネ効果が高い塗料です。
断熱塗料は遮熱塗料とは違い、住宅全体に塗ることで本来の力を発揮するので、
多少費用はあがりますが、全体に塗装することをお勧めします。
3.フッ素塗料
フッ素塗料には、塗装後、壁に付着した汚れなどを水で簡単に洗い流せるという性質があります。
また、塗料の耐用年数も15年以上と長く、「究極の塗料」と言われています。
雨の力で汚れを落としますので、外壁がきれいな状態で長持ちさせたい、外壁塗装は15年以上スパンで考えたいお客様には最も適した塗料です。
しかし、価格は比較的高くなり、シリコン系塗料の約3倍ほどします。
4.シリコン系塗料
シリコン系塗料は、一般的に外壁の最高級塗料であるフッ素塗料よりも防汚性は高いといわれます。
ほとんどがガラス質の反応硬化塗料ですので、塗装表面が硬くツルツルになるからです。
耐用年数も12年ほどで、価格もフッ素に比べて安価です。
アクリル・ウレタン塗装と比べると、塗装寿命は1.5倍ほどです。
外壁塗装を10年スパンでお考えの方にはお勧めです。
5.アクリル・ウレタン塗料
アクリル・ウレタン塗装の最大のメリットは最も安価であることです。
しかし、塗料の性質耐用年数が最も短く、4年～6年程度です。
外壁の色を5年ほどの間隔で変えて、楽しみたい方には向いている塗料です。