外壁が劣化してくると、手が白くなる・ひびが入っている・剥れがある・コーキングが切れているなどの症状がおこります。 この状態になると家の中に雨水が侵入して雨漏れの原因になることがあります。 こういった症状を抑えるために塗替えをします。 塗替えをすることにより表面に塗膜を張り、防水性能を高めるだけでなく外観を美しく保ちます。 またサイディングの張替えの場合、既存の壁材を撤去することにより、今のお家の中の状態を確認することができ、必要なメンテナンスを明確にすることができます。 通気工法といった施工方法を選択すれば、湿気を放出させ、耐久性や快適性を向上させます。また、熱の伝わり方も小さく断熱性がいいので、冷暖房効率も高めます。 サイディングの種類によってリフォームのタイミングも異なります。
リフォームのタイミングを見極めるいろいろな現象があります。
モルタル
1. 色褪せ・変色の発生
2. チョーキング現象(触ると白くなる)が起こる
3. コケ・黒カビ・藻の付着
4. ひび割れ・クラックの発生
5. 浮き・剥れの発生
1・2の場合、紫外線にさらされることにより塗膜が劣化していき起こる現象です。こういう状態になると塗装されている塗料の性能が失われていっている証拠です。
3の場合、表面の塗膜の劣化により、表面に水を含み発生します。すぐに処置する必要性はありませんが美観性は損なわれます。
4の場合、クラックは2つの種類に分かれます。ヘアクラックの場合、建物の構造、鉄筋へのサビをもたらす心配は無いので早急に補修する必要はありません。
構造クラックの場合は雨水が侵入しラスをさびさせたり、雨漏れの原因になります。
5の場合、経年劣化によって付着力が低下し発生します。ここまでくると外壁を保護する機能がない状態です。
ALC
経年劣化により下記の状態になります。
1. 色褪せ・変色の発生
2. チョーキング現象(触ると白くなる)が起こる
3. コケ・黒カビ・藻の発生
4. ひび割れ・破損
5. シーリングの破断・めくれ
1・2の場合、紫外線にさらされることにより塗膜が劣化していき起こる現象です。
こういう状態になると塗装されている塗料の性能が失われ、ALC自体水が浸透しやすい為雨漏れの原因になります。
3の場合、表面の塗膜の劣化により、表面に水を含み発生します。すぐに処置する必要性はありませんが美観性は損なわれます。
4の場合、表面上のひび割れになるので塗装をし直すだけで大丈夫です。
破損の場合、軽度なら補修材での施工で問題ありません。しかし重度の場合、張り替える必要性が出てきます。
5の場合、シーリング材が破断・めくれているとその部分から雨水が侵入し、雨漏れの原因になります。
窯業系サイディング
経年劣化により下記の状態になります。
1. 表面塗膜の劣化
2. シーリング材の破断・めくれ
3. サイディング材のひび・亀裂
4. サイディングの反り
1の場合、表面の塗膜の劣化してくると防水性能がなくなってきます。
2の場合、シーリング材が破断・めくれているとその部分から雨水が侵入し、雨漏れの原因になります。
3・4の場合、そこから大きく割れてきて雨漏れの原因になります。
金属サイディング
経年劣化により下記の状態になります。
1. 表面塗膜の劣化
2. サイディング盤のへこみ・腐食
3. シーリング材の破断・めくれ
1の場合、表面の塗膜が劣化してくると錆の原因になります。
2の場合、金属でできている為、変形しやすいのでそこから穴が開いたり、腐食していき雨水が侵入し雨漏れの原因になります。
3の場合、シーリング材が破断・めくれているとその部分から雨水が侵入し、雨漏れの原因になります。